2013/04/30
ソーダ水
間違った姿で間違った街に入る。そこにある間違った入口は、自分が来ることを前からずっと知っていたかのように開かれていた。最初に行ったのは間違った亭主のいる床屋でした。そこで髪形ともいえないようなむしりとられたような無茶苦茶な髪形にされ、クソみたいな髪形に途方もない金額を奪い取られスッカラカンになった。そのまま街を歩いていると間違った奴らに目を付けられて、ただ殴られて本当にすべてが無くなったような気分になる。生まれて来たこと自体が間違いだった気がしてきたが、それは間違いなんかではないと思い直す。人の顔色や基準や枠組みはこんなになってしまったのだからもう関係ないだろ。本当にもう誰かの顔を伺いながら生きるのはいいだろと最悪な状態で街を歩きながら思っている。それでもまだ、最果てにはいないあの人が、ポケットにまだお金があるのに気づいてすぐに買うのはなぜかソーダ水。そう、最果てとはもっと別のもの
