2014/12/30

風邪をひいている子供と

今年最後のライブが終わった。持って行った音源が初めてライブ終えてから早くに全部売れた。神様がいるかどうかは分からないけれど『お前なんてだめだけど、元気を出してその調子で考えるだけ考えて生きていきなさい』と言われたような気がして元気が出た。あと、色々な人が掛けてくれた言葉が本当嬉しかった。帰ったら甥っこが泊まりに来ていた。彼は気が強いし何処に向かうか分からない危なっかしさを持っている。そしてそのせいか小学生一年生なのだが色々ある。明日はちゃんと付き合おうと思っていい気分のまま寝る。次の日は二人で妖怪ウォッチなる流行りのアニメを一緒に見る。お互い人見知り。けれどポツリポツリと話す内に距離感が遠くなくなっていった。その後は疲れて部屋に戻って寝てしまった。物音がして目を覚ますと甥っこが部屋に入って来ていた。何かを自分に言おうとしていたがまた出て行ってしまった。また寝たが10分後くらいにまた部屋に入って来て、何かを言おうとしているが上手く言葉にできない様子だった。『今は何をしているの?楽しい?』と聞くと『何もしていないし、楽しくない』と言った。『絵でも描くか?』と聞いたら『うん』と言ったので一緒に描く。久しぶりに絵を描いたのだが気持ちがいいくらい楽しくて没頭した。あぁ自分は絵を描いたりそれに色々な色を塗るのが好きだったんだと思った。夜は寝たくない様子だったので妖怪ウォッチをまた二人で観る。甥っこはもう寝ろとか言われるのがイヤだろうなと思い、それを見終わると共に次はオレが観たいのを観るよと言って『マレフィンセント』を身始めた。彼には少し難しいらしく各展開ごとに一体何が起こっているのかを聞いてくるので、出来るだけ丁寧に答えるように気をつけて答えた。物語の中盤に差し掛かった頃に『オレは明日、起きられるの?』と凄く素朴な顔で聞いてきたので笑ってしまった。『もう寝たいの?』と聞いたら『うん』と言ったので蒲団を掛けておやすみを言った。子供はなんとも言えないパワーを持っているんだなと一日一緒にいて思った。一緒に過ごせて良かった