2013/08/17

それなら私は海になりたい

朝早くに起きた。少し曇っていて涼しかった。企画をやるのにぴったりな日だと、長年企画をやってきた中で初めて思った。それから一日過ごしたのだけれど、終わり際で思っていることは同じことだ。正にぴったりな日だったのでした。朝が終わり昼過ぎに家を出た。最近、歩いている時にただ何も考えず無心で歩いていることがとても多い。まだあまり大した意思がなかった時は、意識せず無意識に目を閉じてしまっている自分が本当に嫌だったのだが、今はそんな時間は自分が自分さえも忘れていられるような重要な時間なのだと考えるようになった(価値観が変わったのだ)。梅ヶ丘には、ほぼ時間通り着いた。スタジオに着いてからタバコを吸う。落ち着かず、ユウマ君が作った新しいDIEGOシャツを見る。最高だ。。。ユウマ君はなにか云うと、その返答(絵)にうわ!!そう来たか!!という驚きを必ず入れて返してくる。シャツのやりとりであぁこれは安心だと思った。これからユウマ君とは話すだけ話そうと思っている。Tシャツ全部売れた。増版させて貰おうと思っている。さて、これからは企画の話を。 1、最初にやったのはDIEGO。緊張しながら楽しみながら演奏が出来た。14曲を演奏。新曲『それなら私は海になりたい』を初披露。皆、棒立ちしていた(笑)自分が本当に気に入っている曲。これから、もっと面白い曲になると考えている。リズム隊が安定していて良かった。それにしても、一番にやって良かった。だから、他の海をひたすら楽しみながら何も考えず泳げたのだと思う。自分の企画ならではの意味のある一番だった 。 2、各バンド代表者が前に出て順番決めジャンケンをした。一番に勝ったのはFOUR TOMORROWの長沢君。早くドランクしたいドラムのミッチー君が勝った瞬間に前のめりぎみに来て『俺ら二番目に出たい。次やらせて』と言ってきたので二番目はFOUR TOMORROWに。演奏は気合いが全面に出ていて素晴らしい空間でした。格好良かった。昔のテープに入っていた曲も演奏。FOUR TOMORROWに壮大な景色を何度も見た。今日はセッティングから付き合ってくれてありがたかった。念願叶い企画に呼べて良かったです。新曲も良かったな。 3、二番目に勝ったA PAGE OF PUNKのツトム君が選んだのは最後から二番目。まだメンバーが揃っていないT.V.が最後になったので自動的にダッシュが三番目に。スリーピース良かった!!七曲くらいやった。言葉に出来ないような独特な空間を作り出していてやっぱり凄いなあ。オリジナリティが半端ないなと思った。似ているものがないなぁ。また、ダッシュやってほしいと思いました。 4、四番目はイギリス帰りのペイペイちゃんとA PAGE OF PUNK。長い時間をやってもらったのだが駆け抜けていくような演奏だった。ペイペイちゃんも初めて見る人が多い中よくやっていた。後半、ボーカルの千秋君が頭が流血して地獄絵みたいになるのかと思ったが、登り龍みたいな表情と動きでどこか笑える感じになっていて、やはり才があるなあと関心した。活気があり、尚且つ素晴らしいライブをしていた。 5、最後はT.V.not january。紅一点の咲さんがいない、男だけの三人編成。とても良かった。やはりどうなろうとも彼らはメロディアスなんだなとしみじみと思った。また一緒にやろうと言い合った。呼べて良かった。 6.こうして、すべてがすんなりと進み。時間もそんなにオーバーすることなく終わることが出来た。それぞれがそれぞれ全力全快で演奏して歌っていた。それが本当とても嬉しかった。ありがたかった。来てくれたお客さんのひとりひとりの雰囲気も良かった。知らない方が多かった。手段が分からず出来なかったが全員と話したかった。この日だけで終わらないでいつか話せたらなと淡い希望を持っています。観に来てくれたお客さん含め、この企画に絡んでくれた人に本当に感謝。あの日の梅ヶ丘には確かに幾つもの海が存在していたんだよ。

2013/08/16

長い時間をかけてトカゲ見る

ローランサンの詩は平熱感が半端ない。退屈で出来ている。だから真実がポロポロと落ちているように見えるのかもしれない。その真実の中に何が見えるか?自分にはやはり退屈が見えている。退屈を楽しめたらどんなに素敵かと思うが、自分はまだそこの境地にはいけてない。だからきっと彼女自体が素敵だということが分からないのである。話は変わるが、最近この世界はコーティングの塊だと感じて本当にろくでもないものなんだなと心から思った。そして、自分はそことは関係を持ってはいけないのだということをちゃんと理解した。分かった日からそれとは本当に離れた模様と印(一目で分かるマーク)を探し始めている。これからは見えすいたことをしないで形を作っていけたらなと考えて、核を探してはそれを見ている日々を送っている。