2013/10/28

ドリーム

外が随分明るくなっていた。結局一睡もしなかったのだが疲れていないので気分はいい。目の前には結構な枚数の原稿が散らばっていた。一通り目を通す。普通の事しか書いてない何もない、どこかぶっ壊れている印象を与えるような嫌な文章だった。よくこんなものを書いたものだ、全部捨ててしまおうと思った。時計を見ると結構な時間になっていて、自分が今日予定があったことを思い出し、席から立ち部屋から出た。後、30分くらいで家から出ないといけない。とりあえず、新聞を読もうと外の郵便受けに取りに行く。一台、車がエンジンをかけたままで家の前に止まっていた。中には無表情なブルックリン生れの黒人の女の人が座っていた。こちらに目で朝の挨拶したので同じようにこちらも目で帰した。車からは低音が溢れてしまうくらい効いた無茶苦茶スピードが遅いソウルが掛かっている。新聞を取ってから部屋に戻る間に、この付近であんな音楽を日常的に聴いているような人と友だちになるような人はいない。自分を待っているんだとふっと気づく。だけれど、自分は予定はあるが行くのは友人と同じ場所ではない。どうしようかと考えながら今日までに書き散らした文章を全部捨てていく。そして、終わってから外に出て女の人に『もっと前に言えば良かった本当にごめん。今日は予定があったんだ』と言った。彼女は一切表情を変えず車を出していなくなってしまった。どんな友人か最後まで思い出すことが出来なかった。そんな友人はいないから思い出せなくて当たり前であった。そんな始まりから終りまで音があまりない静かな夢を夕方に見た。久しぶりに見た夢の中で自分は外人だった

2013/10/23

酩酊

長い間、音楽自体聴いても文字通り『何にも感じる事が出来ない。どちらかというと何も聴こえない方がよい』状態だった。特に何にも無いのだけれど知らない内に精神的に疲れていたのだと思う。最近はようやく復調してきて少しづつ音楽をまた聴けるような状態に戻ってきている。日常的にお酒を飲むのを止めたら身体が軽くなったような気がした。とか言いながらも久しぶりに深酒してライブを観たらやはりとても楽しかった。自分の中で酔って弱った状態で聴いて気持ちのいい言葉は信用が出来る。馬鹿みたいだけれどやはりそうだった。自分が日本語で歌う事を選んだ意味を友人が歌っている姿を見て最近また思い出した。秋になってきた。お酒には充分気をつけよう。

2013/10/15

the buaaan

gorogoloでベースを弾いているキムさんと始めたバンドの初ライブを先週の土曜日にやった。当初は男4人集ってバンドをやる予定だったがそれぞれがそれなりに忙しくて練習自体出来なかったため、結局最初のライブはふたりでやる事になった。ギターとスティールパンの編成で4曲やった。時間の無いなりに思っていたよりずっと良い形が最終的に出来て嬉しかった。いや~人間は最終的には集中力なんだなとしみじみとした。あと、キムさんだからだなと(笑)キムさんの作り出す音は花のように鮮やかだった。これにこれからはノウバウテンみたいな意味をつけていく努力をしたい。考えるのを止めたり簡単な方向に逃げたら大事なものはびっくりするくらい早くに消えてしまう。先に繋げる思考を止めず、もがくだけもがいて生きていこうと思った。目標が出来て良かった。

2013/10/14

オブラディレコード

DIEGOの新しいアルバムが近々完成するということで新しいBLOGを作りました。自分が古くからの友人の今川さんと春日君と活動しているスリーピースバンド『DIEGO』を筆頭に、gorogoloの木村君と始めた『the buaaan』。一人での活動『LIFE IS WATER』などのライブや音源の情報を載せると思います。よろしくお願いします~。こちらです。横のリンクのDIEGOのところから行けます http://obladirecord.blogspot.jp

2013/10/07

岐阜に行って来た。

土曜日の朝から下北沢に集まって総勢10人で大きな車に乗って岐阜に行って来た。春日君、森さん、井筒君運転による、長時間の移動。サービスエリアで春日君が買っていた腐ったメロンジュースの危なさ。森さんが見つけた小さな標識と森の中にある神秘的なカフェ。そこに飾られる沢山の秋山さんの洒落た帽子。外で歌って森に吸い込まれそうになるリハーサル。洒落た神聖な場所でのライブ(LIFE IS WATERが初めてだったとのこと)。開け放たれた扉の外からずっと聴こえていた虫の音。部屋の中の優しい灯り。一人で没頭したように歌ったこと。今川さんや春日君と一緒に歌ったこと。自分の人生の中で実は今が一番、特別な時なのかもしれないと感じて演奏中も終わってからも夢を見ているような心持ちであった。演奏後はそのままカフェ『soya coco』にて夕ご飯。最高に美味しかった。水も美味しかった。友人たちもいてすべてが繋がっているように思って不思議な気分になった。店員さんたちも絵から飛び出してきたような人たちで本当に素敵だったなあ。特別な時間であった。